委員会名    粟島浦村農業委員会
 タイトル    村の財産「農地」、生かした地域起こし
  年 月 日    平成24年 7月 6日(金)
      
                       
 コメント  
        漁業と観光を主な産業とする粟島だが、島内には約17fの畑がある。

     7月6日に粟島浦村農業委員会の脇川義人会長(53)と事務局の竹内
    徹真書記による島内の農地パトロールに本会職員が同行した。

    農地法の下限面積が全国で最も低い2eというように、農家1戸あたりの
    作付面積は10e前後と小規模が多い。「お母さんたちの生きがい」
    (脇川会長)というように自家用野菜の作付けが殆どで、余ったものは
    近所におすそわけという。

    また粟島には稲作がない。「子供の頃にハザ掛けの景色を覚えている」と
    脇川会長がいうように、かつては水田も存在したが1964年の新潟地震で
    島が1メートルも隆起したため、用水の水源を失い水田はなくなった。

    今は小豆、大豆の豆類が唯一とも言える換金作物。秋になると農協と
    合併した粟島浦漁協から有線放送で出荷日が流され、お母さんたちは準備に
    追われる。

    脇川会長に「粟島にとっての農業と農地の存在は」と尋ねると、
    「村の財産」という答えが返ってきた。しかし村民の平均年齢が65歳と
    いう現実の中で、将来の農地の維持を心配する。

    しかし、同村のアルカリ性の土壌が良質なジャガイモが育てることに
    着目し、コロッケなどジャガイモを原料にした加工品づくりや収穫体験に
    よる交流など、農業・農地を活かした地域おこしの取組が始まっている。

       
                       〈 全国農業新聞、平成24年 7月20日付け掲載 〉